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今年も宜しくお願い申し上げます
2011.01.31

 新年を迎えると、いつも初詣をしている地元の神社へ自然と足が向かう。先祖代々の慣習なのだ。そこは、小さな御木本、何時になく賑わう境内へ上がる度に浮かぶ願い。それは、いつも決まっているのだが、そして考えるのだ。今の自分は何をすべきか、出来るのか、一年の目標を定め自分を奮い立たせ、その一歩を、何時もここから歩み始めるようにしている。

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 とはいえ、若輩者の自分には、明確な答えが簡単に見つかるわけもなく。ここ数年は、正月早々、冷めた空気が満ちて凛とする道場に身を置く自分が居る。一番の寒稽古では、脛から血が滲むまで蹴りを打ち続け、息が切れるまで拳を突く。なぜか、不思議と答えが薄っすらと見えてくるのだ。そして、汗を流した後にビールをやると、いつも決まっての唸り声と共に腹の底から感じるものがあり、「今年も一発やるか」と奮い立つのだ。俺はなんと単純なのだろうか。

 しかし、今年もその道程は平坦ではなさそうだ。年初早々、日本の発行する国債の評価がワンランク下がり、失業率が20%を超え経済破綻が予想されるスペインの下へ落ち、奇しくも我が国情の対極にある中国と並んだ。財政赤字は異常事態となる1,000兆円に迫る中、毎年90兆円を超える国家予算にあって税収は半分にも満たない国だ。要は返済不能な借金を今も積み重ねているということ。日本には資産があるから…と嘯く輩もいるが、俺は、これを適正な評価どころか、むしろ甘いと感じている。

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 負の連鎖に対する公的評価に、国際経済はいち早く反応。日本の通貨、株価が急落する事態に陥った。だが、これに対して首相の第一声は「私は国会が終ったばかりで、情勢に疎いから言うことはない」と頓珍漢なはなし。さらに、莫大な赤字財政を積み重ねた目糞鼻糞のレベルの元与党は、この発言の揚足を取り解散を求める。自民党さん、誰が作った借金なの?

 もはや用無しとされた仕分け大臣の滑稽さが、テレビCMでパロディーとなり(これがとても面白い)、強制起訴されても居直る民主党のカリスマは、消えた政党助成金=税金によって造られているというお粗末な国家だ。政治家が何をしても、言っても驚くことはない。気になるのは、そんな状況にあってもデモ一つ起きない国民性にある。ここまで危機的な状況にあっても、民衆が奮い立たないのは何故なのか?どこかで坂本竜馬の再来を期待しているのではないだろうか。

 だが、この国に英雄はしばらく現れまい。何故なら、今の日本には、竜馬が育つ土壌がもはや存在しないのだから。偉業を成し遂げ、美化された歴史上の人物を過大評価し、懐古している場合ではないだろう。

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 それでも、良いニュースもある。昨日、サッカーのアジア選手権で日本が優勝したのだ。嬉しい勝利、国際社会に日本ありきと、ナショナルチームは国際舞台で存在感を示してくれたのだ。スポーツ選手として海外で戦うと良く分かることだが、世の中には、二位では意味がなく、優勝にのみに価値があることが沢山ある、俺はそう思う。だからこそ競争で勝ちに拘り、達成したものは評価信頼され、英雄として称えら記憶に留まるのだ。

 今の日本人に最も必要なことは、勝負に拘る精神と結果だ。それには、明確な動機が必要とるわけだが、それは家族隣人、助けを必要とする動物でもいい、そして日本国を守るという強い気概が根幹となるべきだろう。それは極めて単純なことだ、生活を共にする仲間のために戦う、子孫に受け継ぐ国家の平和を保つ為に勤め働くということなのだから。