ABARTH500/595/695, FIAT500 1.4 ローギアードファイナルセット

　フィアット＆アバルト５００シリーズのギアボックスは、高速走行時の燃費を強く意識しており、３．０９もしくは３．３５といった高いファイナルレシオが選択されています。このため、２速と３速のギアは離れすぎていてスムーズな加速ができないことと、５速ギアはオーバートップしており、スポーツ走行では少し物足りない設定といえます。また、ハイギアードなファイナル設定のため、ギア間のエンジン回転に大きな落差が出ることからスムーズな加速ができないことから、加速＝ラップタイムとなるサーキット走行においては、致命的な問題となります。

　そこで、３．７３のローギアードファイナルキットを装着することによって、各ギアのレシオはクロスするので、エンジン回転数を常にパワーバンドに留めることが可能となり、加速性能を大きく向上させることが可能となります。ファイナルギアの交換は、レーシングライクなシフトフィールと加速力の向上おいて大いなる貢献を果たします。