Welcome to our factory Miss Jiulietta

実験車両としてジュリエッタQVの導入を決めた。部品開発をスタートするにあたっては、一日でも納車は早い方がいい。そこで、ファーストデリバリーとなる限定車(左ハンドル)を検討したが、C8のイメージカラーでもあるバーガンディでは、エアロパーツを造形していく上で、イメージを膨らませることが難しいかなと…そこで、本国デビュー当時から気に入っていたアイスホワイト(右ハンドル)を注文することにした(見たこともない右ハンドルのMTだったが、日本では利便性が高いはずだった)。

だが、あるテスト走行で乗る機会があり、そこで少なからず驚かされた。右ハンドル仕様は、フロアーの形状からフットレストが装着不可能なのだ。ハードな走行下では、ドライバーを支える要となるパーツ。チューニングパーツの開発テスト走行は、様々な走行条件で行う必要があり、とくに俺が考える最高の実験室となるサーキット走行も少なくはない。となるとコーナリング中、体を支えるフットレストは重要な機能部品であり、ハードな試験走行では少なからず障害となることは間違いない。精度の高い部品開発に妥協は無用だ、納車は少々遅れるが、左ハンドル仕様へスイッチすることにした。

さて、ジュリエッタもエコカー減税の対象になっていることをご存知だろうか。もっとも、1.4Lエンジン搭載モデルだけなのだが・・・

財政破綻の危機に喘ぎながらも、復興を最優先させるべき日本。しかしながら政府は再度、エコカー購入の補助金に3000億円もの巨費を投入するという愚策を何故進める理由は、民主党得意の税金のばらまき。恩恵を受けるのは、ロビー活動に熱心なごく一部の企業だけだ。いいものを造れば必ず売れる。零細企業の経営者にあっても志は高くあるべきと、復興最中の日本を支えなければと悩むハートが荒振る。

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