第2回 Alfa Romeo Driving Lesson with ADVAN(初級クラス)レポート

ご参加頂きました皆様ありがとうございました

 去る7月29日(土)富士スピードウェイショートサーキットにて行なわれましたアルファロメオドライビングレッスン(初級クラス)に続き、10月19日(木)栃木県栃木市 GKNドライブライン トルクテクノロジーテストコースにおきまして第2回Alfa Romeo Driving Lesson with ADVAN (初級クラス)を開催致しました。

FISCO同様今回も横浜ゴム株式会社協賛のもとに開催、ADVANブースを出展頂きました。
オレカデモカー「156GTA-R」を粕谷ドライブのもと、同乗走行にて低μ路定常円旋回の走行ポイントを学びます。
車内から見た定常円旋回路

定常円旋回路での走行トレーニング

車が曲がる時の特性を体験します。 ハンドルの舵角を一定に保ったまま適切な速度で走ると、車は円を描いて一回りし、元の所へ戻ってきます。しかしハンドル角は同じでも、速度を徐々に上げていくと、車は徐々にカーブの外へ膨らんでいきます。 トレーニングでは、決められた円周をまず安全に余裕を持って走れるスピードで走り、そこから徐々に速度を上げることによって、思ったように円周を走れなくなることを体験します。更に、滑りやすい特殊路で急な加速、減速等の操作を行い、車の急激な挙動変化とこれに対応するステアリングコントロール、そしてアクセルワークを学びます。

低μ路での走行トレーニング

凍った路面のように滑りやすい散水された特殊路面にてスラローム走行を行なうことによって、安全な低いスピード領域において車の限界を超えた際に起こりえるアンダー、オーバーステアやスピン状態を体験。一般路で起こった場合、重大なアクシデントとなりかねない状況を再現し、これに対する車のコントロールを学びます。もちろん、サーキット走行においても非常に役立つレーシングテクニックの基本となるカウンターステアや微妙なアクセルワーク、そして最も難しいブレーキ操作も安全に習得することが出来るメニューです。

ショートコースにおけるタイムアタックとフルブレーキング学習

前半のトレーニングメニューの集大成として、ショートコースにおいてサーキット走行をタイムトライアル形式で実戦。参加者の皆様は自然とドラテクがレベルアップしていることを体験して頂きました。ここでは、インストラクターが同乗走行の上細かなレクチャーを行い、日常感じている疑問や不安を解消する機会を目指しました。

バンクトラックでの高速体験走行

アメリカの代表的なレーシングコースにはこのバンク付きのオーバルが切っても切れないものです。有名なコースにはインディがありますが、そこでの平均速度は時速400kmに迫るほどハイスピード。普段は体験できない高速バンク走行を楽しんで頂きました。実際に走ってみると壁のよう。迫り来るバンクに恐怖を感じる参加者も多かったようですが、これもハイスピード走行で最も重要となるアイポイントの配り方を学ぶ良い機会となります。恐怖は、近くを見すぎていることによるスピード感の麻痺が原因。高速では、出来る限り遠くに視線を送ることが理解できたようです。

 平日の開催にも関わらず、スケジュールを調整の上ご参加頂きましたアルフィスタの皆様、本当にありがとうございました。予想以上に参加者の方に喜んで頂けたとのお言葉に、スタッフ一同大変喜んでおります。

 来年もさらに充実したカリキュラムをご用意し、皆様に安全に楽しく体験、そして日常に役立つドライビングテクニックからサーキットでのスピードを追及したレーシングテクニックまで、経験豊富なベテランプロレーシングドライバーがインストラクターを務め、分かりやすい言葉で皆様に学んで頂けるドライビングレッスンを開催したいと思いますので、是非またご参加頂ければ幸いに存じます。

 2007年は、3月頃岡山国際サーキットにて、また関東地方では富士スピードウェイ、GKNの2回の開催を予定しております。スケジュールが決まり次第当ウェブサイトにてご案内申し上げます。

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