Megane2,3,4 ロアブレースシステム

　フロントブレースは、サブフレーム先端部を補強することによって、メンバーの捩れ剛性を飛躍的に高めます。その効果は大きく、サスペンションからシャーシーに対する入力によるフレームの変形を抑え、結果としてダンパーシャフト、ブッシュ部のフリクションの低減と、ジオメトリー変化を最小限にすることから、荒れた路面での直進安定性の向上とステアリングレスポンス、リニアリティにダイレクト感が出ます。また、サスペンションの動きがスムーズになり、乗り心地も向上します。

　ミドルブレースは、メガーヌの剛性不足の要因となっているフロアートンネルの設計を改善する効果を追求し開発。４輪のタイヤの荷重移動がスムーズになり、グリップの肝のとなる接地性が大幅に向上。その効果は、コーナリング中のトラクション性能の差となって現れます。結果として、コーナリング脱出時、ドライバーはアクセルを開けるタイミングを早くすることができるので、ＦＦのストレスが嘘のように少なくなります。また、剛性不測から発生する不快な振動も抑制しますので、快適性をも高めます。

　この２つのロアブレースを同時に装着することにより、４点でメンバー両端部の補強が可能となることから、ノーマルに対して捻れ剛性を２０％以上大幅に向上させます。

　リアロアブレースは、トレーリングアーム取付け部の剛性を向上させます。目的は捩じれ剛性を高め、リアサスペンションの上下動に正確性を持たせ、リアタイヤのアライメント変化を最小限に抑えることです。結果として、走行中に感じるリアタイヤのバタつきを抑え、スムーズなフットワークが可能となり、安定感が向上します。また、コーナリングパワーを高め、シャープなハンドリングを実現。さらに、乗り心地の向上にも大きく貢献します。

※装着イメージ写真はメガーヌ３