145＆155TS タイミングバリエーターソレノイド

  アルファロメオの高性能エンジンを代表するツインスパークやＪＴＳ４気筒エンジンには、低中速領域のトルクと高回転時のパワーアップを両立させるために吸気側カムシャフトに電子制御によってコントロールされるバルブタイミングの可変機構（ＶＶＴ）が装備されていますが、制御しているソレノイドバルブの動作が悪くなると、２，０００回転以下で息つきを起こし、トルクが薄くなるなど走りがギクシャクしてアルファロメオらしいレスポンスフルなエンジンフィールが完全に損なわれてしまいます。

　また、発生するリスクが高い配線内のエンジンオイル漏れは、構造上配線を伝ってコントロールユニットへ浸透するため、高価なＥＣＵを破損する問題が多々報告されています。

　このタイミングバリエータソレノイドは、エンジンコンディションを維持するためにとても重要な部品であるとともに定期的に点検・交換が必要となることは間違いありませんが、純正部品はすでに製廃となっていることから交換できずに困っていたオーナーが多々いると聞きます。

　そこで、純正部品と同じ機能を有するソレノイドバルブをリリースするに至りました。部品を探していたアルフィスタにとって朗報となることでしょう。