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Real Racing、走る実験室がクオリティの証明

私達は長年、全日本選手権はもとより、数多くの国際レースへ参戦してきましたが、日本屈指の耐久レースカテゴリーにおいて、常勝軍団として活動していたレーシングチーム。それがオレカテクニックイデアルの原点です。
日産自動車のグループ企業をメインスポンサーに持つチームは、かつて日産ワークスを率いた水野和敏氏が監督(R35 GT-R開発責任者)を勤め、エースドライバーが粕谷俊二。常に他を圧倒するスピードは、幾多のコースレコードを記録しています。その活動拠点として、1999年に設立されたファクトリーが、オレカテクニックイデアルなのです。

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常に勝利するために走る

常に勝利するために走る、この厳しくも貴重な経験から培われた技術と哲学は、サーキットという究極の実験室が基盤となっておりますが、それは現在も変わることはありません。理由は、製品開発において性能、耐久性を確かめる場として、サーキットでのテスト走行は、品質管理の要として重要なプロセスだからです。しかし、市販スポーツカーの部品は、スピード重視のレーシングカーとは異なり、快適性、環境への配慮など、より多くの要素が求められるものです。

お客様に走る楽しさと、快適性の調和を

例えば、エアロパーツは、デザインに本格的な空気力学を導入しながらも、スタイルは勿論のこと、燃費性能も考慮します。
マフラーは、法令基準を確実にクリアした上で、心地よいサウンドとパワーを追求。そして、サスペンションにおいては、スポーティなハンドリングと、パッセンジャーには優しい乗り心地という、相反するテーマの両立に常に向き合っております。
弊社製品の大半は、時間とコストの掛かるハンドメイドによる少量生産ですが、ハンドメイドに拘る真の理由は、お客様に走る楽しさと、快適性の調和を体験して頂くこと。
私達のものづくりには、安易な妥協は許されないとの自負がありのです。

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Giulietta 300R
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ベースモデルを凌駕する

バランスの取れたハイパフォーマンスカー

これまでルノースピダーを始め、アルファロメオ、アバルトといったスポーツモデルをベースに、幾多のコンプリートモデルを世に送り出しました。
その理由は、単なるパワーアップやカスタマイズに終わることなく、ベースモデルを凌駕するバランスの取れたハイパフォーマンスカーを仕上げたいからです。

お客様に本物のレーシングスピリットに触れて頂きたい

ノーマルとはいえ、自動車メーカーの手掛けたクルマを、趣の異なるスポーツカーへカスタマイズすることは、簡単なことではありません。しかし、これまで培った経験と技術を最大限に発揮できれば、デザインを昇華させ、高性能化を図ることは不可能ではありません。自社開発によるチューニング部品は、多義に渡りますが、メーカーの悩みであるコスト管理という呪縛から解き放つことによって、ベース車両の弱点を補い、走りの楽しさを磨き上げる。
故に納得がいく結果へ至るまで、様々なテスト走行を繰り返します。私達の頭の片隅に常にあることは「お客様に本物のレーシングスピリットに触れて頂きたい」その一つだけです。

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カーボンフリー部品開発に取り組む

現代社会において、人間の生活に自動車は切り離せないものでしょう。ましてや長年に渡りモータースポーツ活動を事業の中核としてきた企業にとってはなおさらのことです。しかし今、自動車、飛行機そして船舶といった交通システムは、地球温暖化の一因として問題視されています。
そこで、私達にも何か出来ることがあるのではないかと思い、その一つの方向として、単にクルマを楽しむためだけのカスタマイズから、環境に配慮した高効率=ハイパワーでありながらも燃費性能を意識したエンジンチューニングやエアロパーツの開発など、カーボンフリーという結果に少しでも結びつけるような部品開発に取り組むことにしました。

お客様に本物のレーシングスピリットに触れて頂きたい

私達は、これまで培った技術を更に高めるために、新たに際限のないプログラムに挑戦します。そして、矛盾するかもしれませんが、消えゆく文化とされるモータースポーツを通して、環境保護の重要性を世に問いかけたいと考えております。

経営者としてのみではなく、

一エンジニアとして働きたい

ドライバーとして、長くレース活動が行えたことは、弊社の技術的な礎となっています。とくに自動車メーカー系のチームで携わったレースマシンの開発作業では、地球を数周したのだろうかと思うほど、尋常ではない距離のテスト走行を繰り返しました。しかし、開発現場で見た世界とは、時間、莫大は費用、そして多くのエンジニア、技術を結集してようやく完成したマシンであっても、必ずしも勝てるとは限らないという厳しい現実でした。そこには、常に高い次元での競争があり、一歩前へ抜き出ることの難しさ、努力、忍耐、そして技術開発の術を学びました。

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お客様に本物のレーシングスピリットに触れて頂きたい

例えば、少しでも格闘技を経験している人であれば分かるかと思いますが、誰でもある程度練習すれば、打撃のスピード、威力はすぐに身につくし、世界選手権を見ながら的外れな評論をすることも出来きるようにもなれます。しかし、トップクラスの戦いに挑戦できる者はわずかです。たとえ才能に恵まれた選手であっても、過酷な練習なしには頂点に立つことは叶うことのない世界がすべての競技にあると私は考えます。仕事も同じです。私達の世界でいえば、スポーツ性能を左右するハンドリングの優劣を評価できたとしても、ライバルを凌駕できるサスペンションの開発は、限られたチームにしかできない仕事なのです。つまり、自動車部品とは、わずかな知識があれば主観的な性能評価はできます。されど、真似のできない優れたハンドリング性能を生み出すこととは、全く別次元の能力が求められるのです。

 

レースマシンの開発という貴重な経験によって育まれた感性、判断能力、ドライビングテクニックとは、今では私の掛け替えのない財産であり、仕事に役立つことは多々あります。例えば弊社工場において整備、チューニングのご用命を預かりましたクルマは、完成後には、可能な限り自らステアリングを握り、最終確認と微調整を施しております。理由は、それが私の一番大切な仕事であると考えるからです。経営者としてのみではなく、一エンジニアとして生涯現場主義を貫きたい、これが自分の志すところであります。

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